当然のことながら、オダギリジョーとは何の関係も無い。無論、段平のおっちゃんについても言わでもがな。ごめん、言いたかっただけ。本当にすまないと思っている。いくら自分のサイトだからって好き勝手やり過ぎだっていう自覚もちゃんと持ってる。でも言いたかったんだから、しことのいじょのいこ(駐:えなりかずきが「仕方ないじゃないか」と言っているように聞こえます)。
で、またまた映画を観てきたというお話。
一言で言うと、「まあまあ」としか言いようの無い話だった。いや、面白かったとは思うんだけど、スゲーって程ではないし、そもそもこの『G.I.ジョー』が米国で持っている背景というかイメージというか、そういうものがよくわからないっていうのもあって、観ている方としても楽しみ方を探り探りしながら観ていたっていうのが、純粋に作品を楽しめなかったことにつながったようにも思う。
例えば、『ハルク』とか『アイアンマン』とか『X−MEN』とか『バットマン』とか『スパイダーマン』とか、いわゆるアメコミ系とかなら、元々そういうキャラクターというかコミックありきで映画化されてるわけですよ。だから、実際に作品で語られる以上の背景を観る側がある程度情報として持っていて、映画を観ながら自分なりに補完しながら楽しむっていうところがあると思うんですね。
あとは、『ターミネーター』とか『スターウォーズ』とか『ハリー・ポッター』とかいったシリーズものの場合だと、その作品の持つ世界観だとかそういったものの予備知識って言うのがあらかじめわかってて、その上で現行の作品を楽しむってこともあると思うんです。
で、この『G.I.ジョー』はっていうと、これが『こち亀』で紹介されてた玩具のイメージしかないわけですよ。玩具がどうやって戦うのかと。『トイ・ストーリー』的なアレなのか? とか色々考えてはみたんですけど、どうもしっくり来ないわけです。
てなわけで、結局大した予備知識もなく映画を観たと、まあそういうわけです。
で、内容としては、とにかくドッカンドッカン、ボガーン、グワーン、バリバリバリバリーッ、ボフッ……みたいな感じで、打ちまくり、壊しまくりで手に汗握るカーチェイスにドッグファイトにとm“This is The HOLLYWOOD!”丸出しの面白展開がひたすら続くわけですが、まあ可も無く不可も無くといったところで、無難に楽しかったです。ただ一点を除いては。
その一点とは、「なんで、日本の忍者役を韓国人ごときが演じとんねん!」てところ。
日本でもおなじみ(らしい)人気俳優(らしい)イ・ビョンホン(とやら)が、日本人忍者(であるはずの)『ストーム・シャドウ』という役を演じているわけです。この『ストーム・シャドウ』っていうのは、先にも書いたようにれっきとした“日本人”忍者の末裔でして、武芸の達人のようです。で、主人公側の『スネーク・アイズ』というこれまた同じく武芸の達人と浅からぬ因縁がありまして、この二人の回想シーンの中でも二人は東京で出会っているはずなんですけど、少年時代のストーム・シャドウが喋ってるのは明らかにハングルなんですよねぇ。しかも着ている胴着も微妙に韓国臭が漂ってますし。
食べるものの味付けもとにかく大味で、物事の機微を見極めるような繊細さを持ち合わせていないアングロ・サクソンどもからしてみれば、極東アジアの日本も半島も一緒くたになるのかも知れませんが、ある意味これは日本人に対するとんでもない侮辱に当たるわけですよ。
これでまたぞろ、「偉大なるイ・ビョンホン同志のおかげで、『忍者』が韓国固有のものであることが証明されたニダ」とか「『忍者』はウリナラ起源ニダ!」とか言い出すんじゃないかと憂鬱でたまりません(駐:若干間違った表現が為されているところがありますが、それは仕様です)。もしそんな記述を見つけたら、「涌いとんのか!(脳味噌に蟲が)」とか「沸いとんのか!(脳の髄液が)」とか優しく突っ込んであげましょう。
とまあ、悪質な冗談はさておき、そういった誤解を他の諸外国(特に欧米)に与えかねないような表現は是非とも避けていただきたかった。そこんところはさあ、“自称”日本通のクエンティン・タランティーノとかにしっかり設定考証とかしてもらえば良かったんじゃないのかなぁ。そしたら、『ストーム・シャドウ=ソニー・千葉』とかあり得たかも知れないのに(駐:絶対に無いです)。
まあ、実際のところ、日本でも西洋人の役は国籍関係なく西洋人が演じてますんで(駐:イギリス人を演じるアメリカ人とか)、別にいいっちゃいいんですけど、「よりによって韓国人かよ」という感情の部分で割り切れてないってだけのことです。ええ、そうです、「嫌韓」ですよ〜、どうせあたしゃ。
ちなみに、この『ストーム・シャドウ』と因縁浅からぬ『スネーク・アイズ』ですけれども、演じているのはレイ・パークです。これまた、スネーク・アイズも設定上は日系人の可能性も含んでいるので、何でイギリス人(正確にはスコットランド人)が演じとんねんという話になるわけですが、そこは敢えて割愛。
で、このレイ・パークですけど、元々体操の先生か何かだったそうで、『スターウォーズEP.1/ファントム・メナス』でもスタントマンとして参加してたところ、その類稀なる身体能力をルーカスに見い出されてダース・モール役に抜擢されたとかいう逸話の持ち主でもあります。あと、僕が知ってるところでは、『X−MEN』で、マグニートー側のミュータント・トード役で怪演してましね。憎たらしい役どころを見事に演じきり、最後はストームことハル・ベリーにすこっと吹き飛ばされてました。そんなアクションには定評のあるレイ・パークですから、スネーク・アイズの中の人を演じるくらい別にどうってことないじゃないか、という話。
スコットランドと言えば、400年前スコットランドで生まれし不死の民、マクラウド一族のダンカン・マクラウドが思い起こされます。一緒に、コナー・マクラウド及び、コリン・マクラウドも思い出しとけ。吹替版での小栗旬があまりにも酷過ぎて、せっかくアニメなのに字幕版で観てしまったという、ある種いわくつきのコリン・マクラウドでしたが、コリンと言っても架空の星とは何も関係ありません。ちなみに彼は「マクラウド一族のコリン・マクラウドだ」と名乗っていますが、実際はマクラウド一族の出身では無さそうです。長い人生の間に、たまたまマクラウド一族と関わるような時期があったようですが、その際に「お前はマクラウド一族だ」と長老に言われたというただそれだけの関係のようです。
おっと、話が随分とそれていってしまいましね。要するに、この映画に関して言えることは「無難に楽しめたけど、それ以上でもそれ以下でも無かったよ。多分、DVDは買わないし、続編(多分製作されると思う)も観に行くかどうかわからない」という程度のものだったよ、という話。せめて、もう少し『G.I.ジョー』の世界観に浸れるともっと違って来るんだろうけどね。
途中でデュークとリップが身に着けていたコンバット・スーツ(でいいのかな?)が物凄くアイアンマンみたいで、もうちょっと活躍が観たかったのに、もどかしい展開ばかりが続いてしまって結局消化不良に終わってしまったことも、ぼくにとってはあまり良い印象に結びつかなかった要因なのかも知れません。この前に観に行った『ターミネーター4』が素晴らしかっただけに、余計にがっかり感が強かったのかも(駐:『T4』のレビューはまた後日)。特筆すべき点があるとしたならば、それはアナの美しさだけ。ただそれだけ。バロネス超タイプ。ストライクゾーンど真ん中。どストライクにも程がある感じ。それ以外は普通の凡作。
こりゃもう後は『オールライダー対大ショッカー』に期待するしか無ェな〜。これも違った意味でがっかりすることのありませんように。
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